キーワードの罠

 先日ちょっと「のまネコ」の一件について触れてみたのだが、そういやキーワードでこのblogに飛んでくる方が結構いるということを忘れていた。俺様のは文章がやたら長いわけで(昨日のもので24k、原稿用紙換算でざっと30枚程度)はてなキーワードに引っかかる数も多い。で、リンク元を見てみれば「のまネコ」他「のまネコ」事件関連と思われるキーワードからのリンクがやたら多いわけだ。というかほとんどだった。あ、いや、俺様が書いてるのはOS娘の話なんだが、飛んできた方はちゃんと読んでくれてるのか?いや長いし、複雑にリンクしてるし、読んでもさっぱり分からんと思うが…、と心配になってみたりするわけである。ましてやキーワードモバイルなどという文字を見ると…表示できるのか?いやまじで*1
 ちなみに、このblogで扱っている「電撃帝王によるOS娘漫画掲載問題」の概要は、こちらにある程度まとめてあるので、もし興味があればご参照頂きたい。要は、「ふたば☆ちゃんねる」の虹裏という場所で生まれた「OS娘(OSたん)」というネットキャラについての事件にまつわる話だ。今からおよそ半年前のことだ。OS娘に関する経緯の複雑さもあり、一般には非常に分かりにくい問題であると思うが…。


 俺様昨日、「のまネコ」の一件について書いてみたのだが、その後おとなり日記などをいくつかうろついてみた。俺様は昨日の時点で、友人から流れてくる噂と、ITmediaの記事ぐらいでしか情報を見ていなかったのだが、なるほど他の情報も追ってみると、結構複雑な経緯があったのだなと思う。昨日、このように書いたのだが

 「のまネコ」の件については、特に後者で面白半分のAVEX叩きの側面を持っていて、結果としてAVEXに頭を下げさせたという結果を生んだと俺様は考えている。これは実際には集団の批判の力でそうなったわけだが、批判している一人一人としては自分たちの「叩き」の結果、AVEXVIPPERに対して頭を下げたことになるわけだ。つまりVIPPERの勝利であり、AVEXという巨大?企業の「陰謀」を「叩き潰した」のである。これは「叩き」の醍醐味に違いない。


 はっきりいって怒られそうな話だなこりゃ、と思ったわけだ*2。いや、面白半分な側面は常に存在するだろうということは相変わらず否定しない。しかし、その前にどうもAVEXの言動に対する鬱積があったようだから、尚のことこれは「あーこりゃ、必然の結果だよなぁ」と思う次第なのである。
 また事件の経緯を簡単に追って、OS娘漫画掲載問題と問題の根がよく似てるよなぁ…と思ったのである。もちろん問題の現出の仕方や対応など、表立った面はかなり異なる。だが、

ただこれは、感情的に見て必然的に発生しうるもので、企業の側が気をつけなければいけない部分だと思う。ネットキャラを発祥コミュニティに無断で商売に使用するなど、そのキャラに影響力のある集団の感情を害するような行動を取れば、このような批判的行動が当然に発生しうるわけだ。現在のインターネットの影響力のひとつはそのようなもので、それをまず念頭に置かなければならないということだ。

 逆に言うと、作者や著作権が曖昧にならざるを得ないネットキャラ一般において、企業などによる横取り的な行動に出られた場合、こういう行動でなければ発祥コミュニティの「意思」を主張できないということも確かである。こういった点は、「電撃帝王のOS娘漫画掲載問題」と根が同じだといえるだろう。


といった部分は根本的には何も変わらないのだろうと思う。


 この問題について、他blogの意見なども参考にしながらもう少し考えてみたい。とはいえ、あんまり多くを参考にしているわけでもないのだが。

*1:俺様が試したときは1/5とか出てきた。

*2:その他にもこりゃちょっとやべーなという表現があることは認識しており、やばかったら全力でorzする心の覚悟完了である。